地形から読む 林業適地・不適地ゾーニング研修会開催

2022年11月17日~18日の二日間、安曇野市のもくりゅう館で『地形から読む 林業適地・不適地ゾーニング研修会』を開催し、県内の森林組合や林業経営体、県職員など25名が参加しました。

近年、スマート林業技術は目覚ましい進歩を遂げており、各経営体においてもドローンやGNSS受信機といったスマート林業技術の導入が進んでいますが、取得したデータや既存の情報の活用が思うように進んでいない現状があります。
今回は、元長野県職員で「CS立体図」を開発するなど地形解析や山地防災のエキスパートである、株式会社ジオ・フォレスト代表取締役の戸田 堅一郎 氏を講師に招き、ゾーニングの考え方や地形判読、CS立体図の活用方法等について学び、林野庁が開発した森林ゾーニングツール「もりぞん」を使って防災面と収益性の観点から森林のゾーニングを行う方法について習得しました。

また、2日目の午後はグループワークを行い、地形データや航空レーザーデータ、既存の写真データ、インフラデータ等手に入るデータをかき集めてQIS上でそれらの情報を基にゾーニングと施業提案を各班で作成し発表する大変充実した研修会となりました。

戸田氏による講義
地形データ等をGISで重ね、防災面と収益面から施業提案を行うグループワーク