長野県林業職員協会 県大会開催

2022年12月8日、木曽町の木曽おもちゃ美術館及び木工振興拠点で、令和4年度長野県林業職員協会県大会が開催されました。
当日は会員の森林組合職員、市町村林務担当者など県内各地から73名が参加しました。


「木曽おもちゃ美術館」は旧黒川小学校を活用した「ふるさと体験館」を改装し、東京おもちゃ美術館の総合監修の下、全国で10番目の「おもちゃ美術館」として本年11月19日にオープンしました。
入口にあるシンボルツリーである樹齢約250年の木曽ヒノキのほか、木曽町産材をふんだんに使った館内が印象的で、ごっこ遊びができる遊具も全て木製で可愛く作られています。
参加者は童心に帰り、子どもから大人までを対象に、木材や木製品との触れ合いを通じて木の文化への理解を深め、木材の良さや利用の意義を学ぶ「木育」について知見を深めました。


おもちゃ美術館に隣接する「木工振興拠点コウサクバ」では、CNCマシニングセンターなど最新の木工機械を駆使し、木曽産材のヒノキを使った合板を活用した特注家具の開発を行い、新たな木材利用を提案しています。また、木曽青峰高校や県立上松技術専門校の卒業生も職人として活躍しており、地元の木材の活用が雇用創出にも繋がっています。


ふるさと体験では「五平餅づくり」と「木のスプーン制作」で手を動かしながら会員同士の親睦を深めました。
木の文化が根付く木曽谷での木育や木工の取り組みに大変刺激を受ける一日でした。

木曽ヒノキ合板で作られた楽しい空間
キノコも収穫できます
木工振興拠点の視察
木育体験