第47回中部6県森林組合職員連盟ブロック会議

2022年11月10日~11月11日、福井県南東部、岐阜県に境を接する今立郡池田町で中部6県森林組合職員連盟ブロック会議が開催されました。
新型コロナウィルスの蔓延から3年ぶりの開催となった今回は、岐阜、新潟、福井の各県会員と全国森林組合連合会から18名が参加し、当会からは長野県林業職員協会の事務局として2名参加しました。

初日は各県職連での活動状況にはじまり、各県の森林組合の運営状況や主伐・再造林の進捗状況、木材の需給状況など情報交換が行われました。
各県の会員相互の親睦や林業に関する知識・技能の研鑽を深めるべく行った活動が紹介されたほか、当会で進めているスマート林業の取り組みについて多くの関心が寄せられました。
今後、活動を活発にすべく県職連合同で視察を行うなどのアイディアや、上部団体の全国森林組合職員連盟を通して要請活動を行う案も出るなど活発な意見交換が行われました。

2日目は、今回のホストタウンとなった池田町の「木望の森100年プロジェクト」の取組を視察しました。
最初に、子どもたちが木とふれあい、木に親しみを持ってもらう空間として整備された木育施設の「あそびハウス こどもと森」「おもちゃハウス こどもと木」を視察しました。県内外からの親子連れや保育園や小学校の遠足に活用され、年間2万人ほどの来場者があるそうです。
次に、町内の森林資源を活かした木材利用・木育活動を活発に推進するための拠点施設である「ウッドラボいけだ」を視察した後、キャンプや樹上アスレチックなど森林空間を使ったアクティビティが楽しめる「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」で空から森を楽しめるジップラインを体験しました。
最後に地元産のジビエを昼食に味わい全日程を終えました。

持続可能なふるさとを次世代につなぐために、森林整備を行い、木材利用拠点を整備し森林空間や木育を観光にまで活用している池田町の取り組みは大変参考になるものでした。