林職協で「キノハナ」ワークショップ

2021年12月16日、南佐久郡北相木村で長野県林業職員協会の勉強会が開催されました。今回は、北相木村のカラマツ林業と木材の活用について学ぶとともに、カンナ屑でからバラやカーネーション等の花を作る活動を行っている「キノハナKinano」の皆様を講師に迎え、活動の内容をご紹介いただいたうえでキノハナの製作体験を行いました。

当日は、県内各地から27名が参加しました。北相木村の林業については、役場の担当者からカラマツの付加価値化と再造林推進の課題等について、細かいデータとともに説明があり、参加者との意見交換が活発に行われました。キノハナの製作体験では、参加者それぞれカンナ屑を加工してカーネーションを製作し、カラマツのボックスに飾り付けを行いました。実際に作ってみるとかたちを整えるのが難しく、樹種によってカンナ屑の形状や柔らかさ、丈夫さも異なるので同じように作ろうとしても思うようにいかないことがわかりました。

従来は廃棄されていたカンナ屑が見た人を笑顔にするキノハナの取り組みは、木材の有効利用や付加価値の向上の観点から画期的な取り組みです。参加者からも、大変参考になったとか、楽しく体験できたという声が多く聞かれました。