「スマート林業の原点に立ち返るための研修会」開催

2022年10月24日、安曇野市のもくりゅう館で「スマート林業の原点に立ち返るための研修会」を開催し、県内林業関係者33名が参加しました。
林業現場での省力化やデータの可視化など近年、スマート林業技術は日々進歩し、実際に森林組合や経営体で導入が進んでいる一方、活用に苦慮したり、機器の選択に悩む声も上がっています。

当日は、(一社)日本森林技術協会の大萱直花氏を講師に迎え、なぜスマート林業の推進が必要なのか、そもそもスマート林業技術を導入する目的は何なのかについて講演いただきました。講演の中では、スマート林業技術の導入自体が収益向上など効果を生むわけではなく、如何に運用できるかがカギであり、運用にあたる人材の育成、課題に合わせた目的意識、地域全体での合意形成が不可欠であると説明がありました。

後半ではワークショップを行い、4人ずつの班に分かれ、10年後の未来を想像し、今できることを話し合い、模造紙に書き出してまとめ、発表しました。GIS データの拡充やオープンソース化、架線集材に替わるドローン運搬などの技術革新といった、近い未来の林業の姿にワクワクする参加者の姿がありました。

大萱氏による講演
ワールドカフェ方式によるワークショップ
立場を越えて活発なディスカッションが行われました
各班の発表
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