JA信州うえだおよびJAグリーン長野へ木製テントを寄贈しました(農林中央金庫 国産材利用拡大活動)
JA信州うえだとJAグリーン長野に長野県産スギ材を使用した木製テント「CO屋 POD/SAIL」が寄贈されました。
これは、農林中央金庫のCSR事業である「国産材利用拡大活動」を活用したもので、昨年は上田市のワーカーズコープ上田事業所に長野県産スギ材を使用した木質内装材「スギスリットマグネット」を寄贈するなど、国産材の良さや価値を広く伝え、国産材製品を活用していただくため継続的に活動が行われています。
昨年に引き続き、長野県協同組合連絡会へ寄贈先を募ったところ、会員であるJA長野中央会を通じてJAグリーン長野とJA信州うえだから申し出いただき、寄贈が実現しました。
今回、寄贈品となった「CO屋 POD/SAIL」は、県産材「北信濃の杉」(北信地域)のエシカル消費と循環、古民家再生&活用による地域づくりを目指す「長野森林組合(ヨウイスルヒト)•㈲やま秀田中建設(ツクルヒト)・一級建築士事務所 MTKarchtects(デザインスルヒト)」の在長野市専門家チームである信州木造り工房が製作、販売している木製テントです。
常設型のPODは、幅約2.3m×奥行1.7m×高さ約2.3mの1坪(2畳分)サイズの小屋で、庭先や畑などであずま屋としてやオフィスなどでの打合せブースや店舗の什器として木の空間作りができる商品となっています。天幕の使い方によっては物置や災害時のシェルター、テントサウナなどとしても使えます。
持ち運びが容易な組立型のSAILは、幅約3.16m×奥行1.9m×高さ約2.07mで、屋台やマルシェでの販売ブースとして活用できる商品となっています。
長野県ウッドチェンジ普及促進支援事業にも採択されており、一般販売も開始しています。
4月24日に、JAグリーン長野へPOD/SAILを2セット、JA信州うえだへ1セットの納品を行いました。
JAグリーン長野では、PODを農場や親子農業体験の休憩小屋として使用し、SAILを県内外での農産物販売イベントで活用するとのことです。
JA信州うえだでは、上田菅平IC近くにある「うえだ食彩館ゆとりの里直販センター」でCO屋を販売ブースとして使用し、SAILを店内の什器として使うほか、JAグリーン長野と同様に県内外での農産物販売イベントで活用するとのことです。
4月28日にJA長野県ビルにて寄贈式が執り行われ、JAグリーン長野の栗林和洋代表理事組合長、JA信州うえだの眞島実代表理事組合長、長野森林組合の和田智代表理事組合長、信州木造り工房から田中敏明氏と目時亮氏、農林中央金庫から島田博之長野県域担当部長、長野県森林組合連合会から高田幸生専務理事が出席し、目録が両JAの組合長にそれぞれ手渡されました。
今回の寄贈で「CO屋 POD/SAIL」が、農業体験の参加者や農産物を買いに来た方など多くの方に触れていただくことで、長野県産材を活用した木製品の利用拡大や長野県の森林・林業について知っていただき、協同組合間連携活動を広め、地域の農業振興や農産物の販売促進につながれば幸いです。
農林中央金庫プレスリリース(2023年4月27日)
※2023年4月29日発行の信濃毎日新聞朝刊第9面の県内情報リンク欄に寄贈について掲載されました。