空撮画像とQGISを用いた森林資源量把握研修会開催

2023年2月20日、安曇野市のもくりゅう館で『空撮画像とQGISを用いた森林資源量把握研修会』を開催し、県内の森林組合や林業経営体の実務担当者、県職員など25名が参加しました。

近年、林業分野におけるドローン(無人航空機)の活用が注目されています。県内の林業経営体等でも、汎用型ドローンの導入が進んでおり、手軽に高画質な空撮画像の取得ができることから、森林の概況調査や測量、森林所有者等への説明資料として活用されているところです。

当日は、汎用型ドローンによる空撮画像からSfMソフトとQGISを用いて針葉樹一斉林の資源量把握を行う方法について当会職員から説明を行い、午後は実際の解析手順について参加者各々が持参したノートパソコンで演習を行いました。

参加者からは、「具体的な技術で業務に生かせそう」といった意見や、「資源量解析ができればドローン活用の幅が広がる」「フリーソフトでここまでできるのはありがたい」といった感想があった一方、「内容が高度すぎる」や「説明のスピードが速すぎた」といったご意見もいただきました。

今回の内容については、当会でもはじめての取組みで、今後は参加者それぞれのQGISの操作スキルに応じた開催方法にする等、いただいた意見を参考に、引き続き研修会の開催や個別のフォローを行ってまいります。

髙田専務による主催者挨拶
QGISのプラグインを使って樹頂点候補を抽出