信州伐木チャンピオンシップ2024

10月19日に木曽町の長野県林業大学校グラウンドにて、「信州伐木チャンピオンシップ2024」が開催されました。

当競技会は、林業就業者の安全意識の向上及び競技を通じた林業就業者間の交流を図るとともに、林業の魅力の発信や新規林業就業者の確保を目的に、チェーンソーを用いて、安全性や正確な操作性を競うものです。

長野県でのチェーンソー伐木競技会としては初開催となり、当会は県内の林業関係団体を構成員にした実行委員会に参画し、競技会の企画立ち上げから携わってまいりました。

当日は、丸太造材時の上下から入れたチェーンソーの切り口の角度と段差の少なさで精度を競う「丸太合わせ切り」と、伐倒における受け口と追い口の角度から精度を競う「伐倒競技(簡易方式)」の2種目が行われ、県内林業経営体・森林組合・林業大学校から20名の選手が出場しました。当会からも、計測スタッフ等で競技運営に協力し、森林組合系統を紹介するパネル展示も行いました。

また、世界大会に日本代表として出場された高山 亮介氏、松村 祐氏、山岡 空氏による「枝払い競技」と「伐倒競技(マストツリー)」のデモンストレーションが行われ、その技術の高さに集まった観衆からは歓声が上がりました。

当会では、林業労働災害撲滅を目指し、チェーンソー作業における安全作業の啓蒙と、林業従事者の地位向上、担い手確保に向け、伐木チャンピオンシップの活動を支援してまいります。