7月2日(土)は第100回 国際協同組合デー
7月2日(土)は、国際協同組合デーです。
国際協同組合デーは、協同組合への認知を高め、国際連帯、経済的効率性、平等、世界平和といった協同組合運動の理念を広めることを目的に、ICA(国際協同組合同盟)の呼びかけのもと世界の協同組合が毎年取り組んでいるものです。毎年7月第1土曜日と定められており、1995年からは国連の国際デーの一つになっています。
第100回を迎える今年、ICAは共通スローガンを「協同組合はよりよい世界を築きます」としました。
これは2012年の国際協同組合年から10年を迎えることにちなみ、当時と呼応するスローガンとなっています。
長期化する新型コロナウイルスの経済への影響、頻発する自然災害に加え、ロシアのウクライナ侵攻による国際情勢の緊迫化は、燃料の高騰や食料の安定供給の危機をもたらし、私たちの暮らしを揺るがすものとなっています。
経済が停滞し、世界の平和と安全が脅かされている今こそ、人々が支え合い助け合う協同の精神が必要とされています。
また、2015年に国連で採択された「SDGs(持続的な開発目標)」では、誰一人取り残すことなく、持続可能で多様性と包摂性に富んだ社会の実現のため17の目標が掲げられています。
目標の達成に対し、安定的な食料や資源の供給を行う農林水産業や、貧困の解消、健康的な生活の確保と福祉の推進、食品ロスの削減やリサイクル、ジェンダー平等の実現、ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の創出など協同組合が果たす役割に大きな期待が寄せられています。
今年の10月には、新たに労働者協同組合法が施行され、協同組合運動は更に広がりをみせております。
私たち森林組合系統は、森林所有者の協同組合として、森林所有者の経済的社会的地位の向上と森林の保続培養び及森林生産力の向上を図り、協同組合間連携を通じて、よりよい社会づくりに向けて協同組合の理解を深め、協同組合運動の拡大に寄与していきます。
参考ページ
JCA(日本協同組合連携機構)第100回国際協同組合デー(2022年)のページ
協同組合のアイデンティティに関するICA声明(協同組合学会訳)
国際協同組合デー第100回記念企画Instagram「協同組合100のストーリー」