長野県林業職員協会 令和5年度県大会開催
2023年9月28日~29日の2日間、長野市の飯綱高原で令和5年度長野県林業職員協会県大会が開催されました。
2日間日程で開催したのは平成30年度以来の5年ぶりとなり、当日は会員の森林組合職員、市町村林務担当者など県内各地から35名が参加しました。
1日目は、大座法師池にある「nagano forest village 森の駅」に隣接する森林内で、林業技術競技会が開催されました。
開会式では、長野県林業職員協会の雨宮一志会長と長野県森林組合連合会の髙田幸生専務理事より主催者挨拶があり、長野地域振興局林務課課長 栩秋隆哉様、長野市森林いのしか対策課課長 山口正樹様、長野森林組合組合長 和田智様より来賓の挨拶をいただき、競技会がスタートしました。
競技は7種目(樹高、胸高直径、単木材積、林分面積、林分材積、作業道距離、架線距離の目測)について機器を用いずに計測を行うもので、日々の業務で培った感覚や身体を使い工夫して答えを求めていました。
雨が降るあいにくの天候でしたが、誤差無しの回答が出るなど大いに盛り上がりました。
2日目は宿泊・懇親会会場となったアソビーバナガノパークの大会議室にて「J-クレジット制度研修会」が行われました。
二酸化炭素吸収源として森林の役割が期待され、東京証券取引所にカーボン・クレジット取引所が開設されるなど注目を集めつつあるJ-クレジット制度について、全国森林組合連合会組織部部長 淡田和宏様、農林中央金庫関東業務部長野県担当部長 島田博之様を講師に迎え、制度の概要や森林由来クレジット創出に必要な要件のほか、3月に開設されたサポートサイト「FC-BASE」をはじめとした森林組合系統で行う支援策について説明いただきました。
2日間日程の県大会が行われなかった期間に新たに加入した会員も多く、地域は違えどともに長野県の森林・林業に携わる者同士交流を深めることができました。