ながの森林・林業フェア (茶臼山)に出展しました

令和7年10月18日、茶臼山自然植物園 で「長野の森林・林業フェア 長野の 森で遊ぼう」が開催されました。長野市や林業関係団体で構成された実行委員会が主催する、子どもから大人まで、森に親しみ林業を体験できる普及啓発イベントで、当日は木工やクラフト体験やクイズラリーなどが行われました。

当会では、伊那市西箕輪の「やまとわ」の経木「Shiki (シキ)」を使ったランタンやオーナメントづくりを行い、お子さんから大人の方まで多くの皆様と楽しい時間を過ごすことができました。

経木(きょうぎ)は、木を紙のように薄く削り乾燥させてつくる、日本伝統の包装材で、「調湿」作用と、通気 性、抗菌性に優れており、蒸し物の敷紙や落し蓋など料理に使うほか、クラフト材料としても様々な使い道があります。ほのかな木の香りと木目の美しさがあり、環境にも体にもやさしく、暮らしをより心地よくする素材として注目されています。

完成したランタンに明かりを灯した時、子どもたちからは「きれい」と歓声があがりとても楽しんでくれた様子でした。「これが木を削ったものなの?」 や「経木って他にどんな使い方をするの?」など質問があり、ランタンづくりから山や木に興味を持っていただける機会となりました。経木のランタンをご自宅等で楽しんでいただけたら幸いです。
工作の様子や完成品をご紹介させていただきます。

 

その他、林業資材の販売を行いました。全国で連日クマの被害の報道がやまない中、クマ対策品が注目されていました。クマ鈴においては、様々な音色を比べながら「100円ショップとは違うよね」と好評でした。

折畳み式木製三角コーンの展示も行い、お客様から木の使い方について興味を持っていただける機会となりました。

 

長野森林組合では、キノコ原木の駒打ち体験やチェーンソーアートの実演、林業機械の展示が行われました。丸太をダイナミックに削りながら繊細な作業で、皆さん足をとめて見入っていました。

「長野の森林・林業フェア 長野の 森で遊ぼう」は昨年に引き続き2回目の開催となり、今回はチラシに当会のキャラクターを掲載するなどPR活動ができました。今後も親しみやすい林業となるよう活動していきたいと思います。