スマート林業技術実践研修会開催
スマート林業に関する技術は日進月歩であり、業務効率化に活かしていくためにはGIS等の基礎的な技術を習得するとともに、新たな技術への対応と業務への応用力が不可欠です。
県内では多くの組織でQGISやGNSS測量技術の活用が進んできていることから、本年度は基礎技術の研修会に加えて、QGISを活用した応用編の研修会を開催し、更なる技術レベルの向上を図りました。研修会の内容は下記のとおりです。
①QGIS基本操作研修会(上田市・安曇野市)
スマート林業技術の活用に欠かせない、GISの基礎知識を学び、QGISによる森林情報の管理・分析の基本操作を実習形式で研修しました。
②GNSS測量研修会(上田市・塩尻市)
県内で普及が進む高精度GNSS測位機器を用いた測量方法及び測量に便利な地図アプリの操作や、測量成果の造林補助申請への活用方法を習得しました。
③地形から読む 森林ゾーニング研修会(塩尻市)
元長野県職員で「CS立体図」を開発するなど、地形解析や山地防災の第一人者である、(株)ジオ・フォレストの戸田堅一郎氏を講師に招き、森林ゾーニングの考え方や地形判読、CS立体図等による災害リスク箇所や施業適地・不適地の判読方法を習得しました。
④森林資源情報把握研修会(安曇野市)
ドローン空撮画像を活用した森林資源情報等の把握方法を習得しました。当日は、ドローンによる空撮とQGISを使った手順について演習形式で学びました。
⑤QGIS高度活用研修会(安曇野市)
「業務で使うQGISver.3完全使いこなしガイド」等の著者である北海道庁の喜多耕一氏を講師に招き、QGISの応用的な活用方法を習得するとともに、参加者の日常の課題等を共有し、その課題にを解決していただくかたちで実践的な研修を行いました。
当会では、これからも更なる技術の普及を進めて参ります。