県内の森林組合が、健全な事業運営を実施できるよう、組織・経営基盤の強化のための指導やサポートを行っています。
また、平成元年から森林の調査や測量を、平成27年に森林国営保険から引き継付がれた森林保険の加入推進及び損害填補業務を通して、森林組合及びその組合員(森林所有者)から求められるサービスを広くかつ極め細やかに提供できるよう取り組んでいます。
指導監査
指導監査は、会員に対する指導教育事業の一環として行っているものです。県森連では、県内すべての森林組合に対して、隔年で森林組合監査士による監査を実施し、組織運営や事業の実施体制、会計処理等の指導を行い、信頼に応える森林組合系統の発展を進めています。
広報誌の発行
長野の林業編集委員会の一員として、県内の森林・林業の広報誌である「長野の林業」を発行し、県内森林組合や県森連の事業紹介、イベントや活動報告等を掲載しています。
組織運営・事業に関する指導・相談
県内森林組合への情報提供や、組織運営、事業実施の際の課題等に対する相談を受け付けています。
各種研修会等の開催
森林組合の新入職員等を対象とした「初任者研修会」や「役員研修会」、「監事研修会」等を開催し、運営体制の強化とスキルアップをサポートしています。また、県内森林組合の実務担当者を対象とした「森林組合会議」を開催し、諸法令への対応や事業実施上での課題共有の場を設けています。
加えて、「職長等安全衛生責任者教育」を実施し、労働安全の推進に取り組んでいます。
森林経営計画の推進・認定森林施業プランナーの育成
提案型集約化施業の実務に携わる「森林施業プランナー」(以下、プランナー)の育成にかかる研修やプランナー制度の推進を行っています。プランナーは森林所有者に代わって、森林経営計画を作成するとともに、現場技術者への作業内容の指示から実行管理までを行う民有林の森林整備のプロです。
緑の雇用
全国森林組合連合会が実施する、「緑の雇用」事業の監督検査業務を担っています。「緑の雇用」事業は、未経験者の方でも林業に就き、必要な技術を学んでもらうため、講習や研修を行うことでキャリアアップを支援する制度です。森林組合等の、緑の雇用制度を活用して新規参入者の研修を実施している県内の林業経営体に対し、OJT研修のサポートと指導・検査を行っています。
森林保険
森林保険は、「森林保険法」(昭和12年法律第25号)等に基づき、森林所有者を被保険者として、森林についての火災、気象災(風害、水害、雪害、干害、凍害、潮害)、噴火災による損害を総合的に補償する保険です。森林保険は、森林所有者自らが災害に備える唯一のセーフティネットとして、林業経営の安定、被災地の早期復旧による森林の多面的機能の発揮に大きな役割を果たしています。
森林保険は、国立研究開発法人・森林研究整備機構森林保険センターが運営しており、県森連は、県単位の窓口として、森林保険の加入推進及び損害填補業務を行っています。
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